📋 配列(リスト)
複数のデータをまとめて扱う配列(リスト)の使い方を学びましょう
📝 学習ステップ
配列(リスト)とは何か
配列(リスト)は、複数のデータをまとめて扱うことができる便利な機能です。Pythonでは角括弧 [ ] を使って表現します。
リストを使うと、複数の値を1つの変数にまとめて保存できます。この例では"りんご"、"バナナ"、"オレンジ"という3つの文字列をfruitsという1つのリストに格納しています。
リストの作り方
リストは角括弧 [ ] の中に、カンマ , で区切ってデータを並べることで作成できます。
リストには数値、文字列、さらには他のリストなど、様々な種類のデータを入れることができます。空のリストも作成できます。
リストの要素にアクセスする
リストの中の個別の要素には、インデックス(番号)を使ってアクセスできます。インデックスは0から始まります。
リスト名[インデックス]の形式で要素にアクセスできます。インデックスは0から始まるので、最初の要素は[0]です。マイナスの値を使うと、後ろから数えることができます(-1は最後の要素)。
リストの要素を変更する
インデックスを指定して、リストの要素を変更することができます。
リスト[インデックス] = 新しい値の形式で、既存の要素を新しい値に置き換えることができます。この例では"青"を"緑"に変更しています。
len関数でリストの長さを調べる
len()関数を使うと、リストに何個の要素が入っているかを調べることができます。
len()関数はリストの要素数を返します。この関数はリスト以外にも、文字列の長さなどを調べるときにも使えます。
リストに要素を追加する
append()メソッドを使うと、リストの最後に新しい要素を追加できます。
リスト.append(追加したい値)の形式で、リストの最後に新しい要素を追加できます。何度でも追加できるので、リストを動的に拡張できます。
リストとfor文の組み合わせ①
for文を使うと、リストの全ての要素に対して順番に処理を実行できます。
for 変数名 in リスト名: の形式で、リストの要素を1つずつ取り出して処理できます。この例では、各フルーツに対して「○○が好きです」と表示しています。
リストとfor文の組み合わせ②
range()関数とlen()関数を組み合わせて、インデックスを使った繰り返し処理もできます。
range(len(リスト))で0からリストの長さ-1までの数値を生成し、それをインデックスとして使用できます。この方法は、要素の位置(番号)も一緒に使いたい時に便利です。
リストとwhile文の組み合わせ
while文でもリストの要素を処理できます。インデックスを使った方法を見てみましょう。
while文では、インデックス用の変数を用意し、条件を満たす間繰り返します。index < len(animals)という条件で、リストの全要素を処理できます。ただし、リストの処理にはfor文を使う方が一般的で読みやすいです。
実践例:買い物リストの管理
これまで学んだことを使って、買い物リストを管理するプログラムを作ってみましょう。
リスト、len()関数、append()メソッド、for文を組み合わせた実践的な例です。買い物リストに商品を追加し、番号付きで表示し、合計個数を表示しています。これらの機能を組み合わせることで、様々な便利なプログラムを作ることができます。
🐍 Pythonエディタ
左のコード例を入力して実行してみましょう!