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🔁 for文

繰り返し処理の基本を学びましょう

📝 学習ステップ

Step 1

for文の基本

for文を使うと、同じ処理を繰り返し実行できます。リストの中身を1つずつ取り出して処理を行います。

💻 コード例(手で入力してみましょう)
💡 解説:

for文は「〜のそれぞれについて」という意味です。この例では、リスト [1, 2, 3] の各要素を順番に変数iに代入して、print(i)を実行します。インデント(字下げ)は4つの半角スペースまたはTabキーで作ります。

Step 2

range関数(基本)

range関数を使うと、連続した数値を簡単に生成できます。for文と組み合わせて使います。

💻 コード例(手で入力してみましょう)
💡 解説:

range(5)は0から4までの5個の数値を生成します。range(n)は0からn-1までの数値を作るので、5回繰り返したいときはrange(5)と書きます。この例では0, 1, 2, 3, 4が順番に表示されます。

Step 3

range関数(開始と終了)

range関数に2つの数値を指定すると、開始と終了の値を決められます。

💻 コード例(手で入力してみましょう)
💡 解説:

range(1, 6)は1から5までの数値を生成します。開始の値は含まれますが、終了の値は含まれません。つまり、1, 2, 3, 4, 5が表示されます。

Step 4

range関数(ステップ)

range関数に3つの数値を指定すると、増減の幅(ステップ)を決められます。

💻 コード例(手で入力してみましょう)
💡 解説:

range(0, 11, 2)は0から10までの範囲で、2ずつ増やした数値を生成します。つまり、0, 2, 4, 6, 8, 10が表示されます。偶数だけを取り出したいときなどに便利です。

Step 5

変数の累積加算(a = a + 1)

変数に値を加算して更新する方法を学びます。これは繰り返し処理で頻繁に使われます。

💻 コード例(手で入力してみましょう)
💡 解説:

a = a + 1は「aの現在の値に1を足して、その結果をaに代入する」という意味です。最初はa=0で、ループのたびに1ずつ増えていきます。1, 2, 3, 4, 5が順番に表示されます。

Step 6

合計値の計算

for文を使って、複数の数値の合計を計算してみましょう。

💻 コード例(手で入力してみましょう)
💡 解説:

totalという変数を0で初期化し、1から5までの数値を順番に足していきます。total = total + iで、totalに現在のiの値を加算します。最終的に1+2+3+4+5=15が表示されます。

Step 7

九九の表示

for文を使って九九の一の段を表示してみましょう。

💻 コード例(手で入力してみましょう)
💡 解説:

range(1, 10)で1から9までの数値を生成し、1にiを掛けた結果を表示します。result = 1 * iで計算結果を変数に保存してから表示しています。

Step 8

カウントダウン

range関数のステップを負の数にすると、数を減らしていくことができます。

💻 コード例(手で入力してみましょう)
💡 解説:

range(5, 0, -1)は5から1まで1ずつ減らした数値を生成します。開始が5、終了が0(含まない)、ステップが-1なので、5, 4, 3, 2, 1が表示されます。ループの外でprint("発射!")を実行して、カウントダウンを完成させます。

Step 9

偶数の合計

range関数とif文を組み合わせて、条件に合う数値だけを処理することができます。

💻 コード例(手で入力してみましょう)
💡 解説:

1から10までの数値のうち、偶数(i % 2 == 0)だけを合計します。%は余りを求める演算子で、2で割った余りが0なら偶数です。2+4+6+8+10=30が表示されます。

Step 10

実践:掛け算の練習

for文を使って、任意の数の掛け算の段を表示するプログラムを作りましょう。

💻 コード例(手で入力してみましょう)
💡 解説:

ユーザーから数値を入力してもらい、その数の掛け算の段(1倍から9倍まで)を表示します。numに入力された数値が入り、range(1, 10)で1から9までの数値を生成して掛け算を繰り返します。

🐍 Pythonエディタ

左のコード例を入力して実行してみましょう!

📤 実行結果 準備中...
🔄 Pythonエンジンを読み込み中...